Basepairには便利なシェアの機能があります。この機能を使えば、共同研究先にサンプルデータをBasepairにアップロードしてもらうことができます。
シーケンスは共同研究先でやってもらっている
データが大きすぎて、カウントデータや発現マトリックスでしかもらっていない
…ということはありませんか?
そんなとき、Basepairのシェア機能がお役に立ちます。
Basepairは、様々な解析をfastqから一気に進めることができるので、fastqが必要になることがあります。共同研究先には必ずfastqが残っているはずです(削除していなければ)。このfastqを共同研究先にBasepairにアップロード・シェアをしてもらうことで、データにアクセスできるようになります。これで、Basepairで解析できるようになります。
シーケンス受託会社の場合は、fastqが納品されると思います。クラウドサーバー経由で納品された場合は、いったんローカルのPCにダウンロードしてからアップロードしてください。HDDの場合は、PCにHDDを接続した後、アップロードを行ってください。
Basepairでのデータアップロード・シェアの流れ
共同研究先にサンプルデータをBasepairにアップロードしてもらう
Basepairにデータをアップロードは非常に簡単です。詳しくは、「サンプルのアップロード方法」もご覧ください。
- メニューの[UPLOAD]か[SAMPLES] → [Add Sample]
- ファイルをドラッグ&ドロップするか、選択してアップロードするサンプルを指定する。
- 必要に応じて、情報を追加する。(シーケンサー、データタイプ、レファレンスゲノムなど)
- [Upload Sample]をクリック
ちなみに、ペアエンドの場合、自動的にフォワードとリバースを判定します。また、自動的にグルーピングも行います。自動判定の結果が間違いないか、ご確認ください。
共同研究先に「シェア」してもらう
詳しくは「コラボレーターとBasepairでデータシェアする方法」もご覧ください。
シェアは、各サンプルの画面の右上にある「Share」ボタンから行うことができます。
「Share」ボタンをクリックすると、ポップアップ画面が現れます。シェアしたい相手のメールアドレスを入力して、「OK」をクリックすれば完了です。
シェアする方もシェアされる方もアカウントが必要です。
アメリカと日本ではBasepairが稼働しているAWSのリージョンが異なります。データセキュリティの観点から、リージョン間でのデータの受け渡しはできません。そのため、日米どちらのリージョンで作業するか先に決めておくことをお勧めします。
その際、権限が3種類ありますので、適宜選択してください。
- View(閲覧のみ)
- Edit(編集権限)
- Admin(管理者権限)
ダウンロードもできるので、ファイルの受け渡しにも使えます。
受け取り側
シェアされた側には、メールが届きます。Basepairにログインし、ダッシュボードを確認すると、シェアされたデータが確認できるようになっています。言い換えれば、他にすることはありません。
これで、Basepairで解析できる準備が完了しました。多様な解析項目を用意していますので、ぜひご自身のサンプルでお試しください。
6サンプル フリートライアル 実施中
最大6つのサンプルを無料でアップロードして分析できます。アップロードされたサンプルに対する解析は無制限です。世界トップクラスの機関、研究室、製薬チームがBasepairを使用して、数千ドルを節約している理由をご覧ください。